ぐっさんの交通研究室

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【川崎市バス】お得な路線 溝11 新百合丘駅前〜溝口駅南口

ローカルな話ですが、新百合ヶ丘〜溝口間を公共交通機関を使って移動するとき、多くの人が登戸経由で小田急線、南武線を利用すると思います。所要時間は20~30分ほどでこの区間の最速ルートとなっており、運賃は366円(IC)です。

 

実はこれよりも安く移動する方法もあり、それが川崎市バス溝11系統新百合丘駅前〜溝口駅南口を結ぶ路線です。運賃は220円(均一)、所用時間は定刻通りで45~55分と、時間はかかるものの電車より146円安く移動することができます。乗り換えなしで行けるので座れればかなり楽です。難点はラッシュ時を除いて毎時1本と本数が少ないことです。なので通勤、通学でこの区間を利用する場合は、電車の定期を作るのが無難です。

 

実際に、休日朝10時頃の新百合丘→溝口行き、平日13時頃の溝口→新百合丘行きに乗車したのですが、どちらもほぼ定刻通りで座ることができました。ただ、溝口発の方は発車時には立ち客がいたのですが、途中で降りる客が多いので途中から座れると思います。長区間乗り通す客は見た限りではほぼいませんでした。

 

ちなみに新百合ヶ丘から武蔵新城、向河原、平間、鹿島田、尻手、川崎へ行く際は、登戸経由で行くよりも溝ノ口までバスで移動した方が安くなります。反対に武蔵中原、武蔵小杉、矢向へ行く際は登戸経由の方が安くなります。

 

お時間に余裕のある際はこの路線を利用してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

余談ですが、川崎市バスでは「新百合丘駅前」「溝口駅南口」とバス停名が表記されていますが、「新百合丘駅」「溝口駅」は存在しません。正しくは「新百合ヶ丘駅」と「溝の口駅」または「武蔵溝ノ口駅」です。町名では「溝口」「百合丘」(新百合丘はない)と表記されていますが、駅にあるバス停なので駅名に合わせるのが自然なような気がします。

溝口では東急とJRで表記が異なるので中立的な立場を取ったのかもしれませんが、新百合丘はなぜ駅名に合わせなかったのでしょう?

 

 

「団地ともお」の鉄道小ネタ集

団地ともお」は2013年4月から2015年2月まで、NHK総合にて放送されたアニメです。2015年4月から2017年3月までEテレにおいて再放送されていました。

原作漫画は、2003年34号から2019年10号まで『ビッグコミックスピリッツ』にて連載されていました。

テレビでは10年ほど前に2年間(再放送期間を含めると4年間)だけしか放送されていないので、もしかしたら知らない人も多いかもしれません。

このブログはアニメブログ、漫画ブログではないので、団地ともおについての説明はここまでにしておきます。

 

最近、急に団地ともおを見たくなったのでU-NEXTの無料期間を利用して一気見してみました(期間内に解約を忘れないようにしないと…)。

漫画の方はたまに読んでいましたが、アニメの方を見るのはほぼ10年ぶりです(もう10年経つのか… そういえばアニメが始まったときは俺もともおと同い年だったなぁ…)。

鉄道ファンとしてはアニメに鉄道シーンがあると、どうしても注目して見てしまうものです(感動シーンでも)。それでは、団地ともおの鉄道小ネタ集を紹介していきます。

ネタバレにならないように細かい内容まで書かないようにしますが、少しネタバレ注意かもしれません。

 

 

 

 

その1

第26話 「父さんと走りたいんだともお」より

ともおの父、木下鉄雄がともおの運動会に行くため、電車に乗るシーンです。

発車標には新大田原縦浜四島の文字が… それぞれ小田原横浜三島がモデルとなっているのでしょうか?

さらにこのシーンの直前では、JR東日本ATOS接近音が流れていました。NHKの番組なのでちゃんとJR等に許可を取っているのでしょう。

 

その2

第39話 「巡りゆくともお」より

ともおのガールフレンドのハスミちゃんをお見送りするシーンです。この話は団地ともおの感動回の一つです。

 

「停車中の列車はめざめ583号博多行きです」

とアナウンスが流れました。団地ともおでは、主に架空の地名が使われることが多いですが、ここでは珍しく博多、東京と現実の地名が使われていました。

 

この新幹線は700系がモデルになっていると思われます。放送当時、700系は現役でしたね。

 

車内はN700系っぽいですね。

この新幹線は博多行きだと思われるので、現実通り進行方向左側が3人がけ、右側が2人がけの座席配置となっています。

 

最後に新幹線が出発した直後のシーンです。泣けるシーンですが、鉄オタとして一つツッコミたくなるところが・・・

画像ではわかりにくいかもしれませんが、この新幹線のテールランプに注目! 

通常鉄道のテールランプは赤色だと思うのですが、このシーンでは黄色になっています(笑)

感動シーンにツッコミを入れるのもどうかと思いますが・・・

 

その3

第71話 「そこまでは続いてなかったなともお」より

この話は鉄道回で、主役は主人公のともおではなく、ともおのクラスメイトの委員長こと立花節子です。鉄道ファンの委員長がもうすぐ廃線となる架空の路線、江鎌線に、大人の鉄仲間と一緒に乗りに行く話です。

 

少しわかりずらいですが江鎌線の路線図です。

 

インターネット上で交流している鉄仲間とオフ会(?)をしているように思われますが、小学生でオフ会ってよろしくないのでは・・・

委員長がこの鉄仲間とネット上で知り合ったのか現実で知り合ったのかは不明ですが。

10年前に放送されたということを考慮しても、NHKで小学生がオフ会をしているように見えるものを放送するのは良くない気がしますがね。せめて親同伴にするとかできたと思いますが・・・

 

次にこちらのシーン。

ここは廃墟となった「枝島アパートメント」というアパートで、線路を跨ぐようにして作られたみたいです。うるさそう・・・ あと電車が通るたびに揺れそう・・・

きっと家賃はとても安かったんでしょうね。

 

そして今回のメインテーマ江鎌線乗車シーン

廃線直前の休日にしては空いてるような・・・

メインテーマなのにも関わらず江鎌線乗車シーンは意外とあっさり終わってしまいました。

最後のシーンも鉄道ファンにとって面白いシーンなのですが、あまり内容を書くとネタバレになるので割愛します。内容が気になる方は配信サービスやDVDで是非ご覧ください。

 

その4

第75話 「愛好し愛好され生きてくともお」より

これも委員長のオフ会(?)の話です。

 

団地ともおではお馴染みの枝急線です。京急がモデルでしょうか?

主人公ともおをはじめとした多くの登場人物が住んでいる枝島団地は、横浜市磯子区にある上中里団地がモデルとなっており、そこは京急沿線です。ということで、枝急は京急がモデル可能性が高そうです。

 

新型車両5億系(笑)

 

これは完全に江ノ島ですね。しかもここって江ノ電が走ってるところでは…

枝急=京急横須賀線(逗子-鎌倉)+江ノ電 なのでしょうか?

 

最後に奥枝駅で面白い形のトイレを見つけたようなのですが・・・

委員長、男子トイレ入るなよ(笑)!

もしかしたら男女共用トイレかもと思ったけど、

女性の描き鉄さんがトイレの外で待っているので、ここは男子トイレである可能性が高いですね。

委員長真面目そうなのに・・・ちょっとがっかりです(笑)

 

その5

第78話 「アフターケアも大事ってことともお」より

委員長が学校を休み、それを心配した担任の先生が様子を見に行くシーンです。

後ろの絵に注目です。

小田急ロマンスカー60000形MSEですね!

もしかしたら団地ともおの世界では枝急かもしれませんが・・・

額縁に入れて飾ってあるということは、委員長のお気に入りの車両なのでしょうか?

私は小田急沿線民なので少し嬉しいです。

 

 

いかがでしたか? 「団地ともお」は笑いあり涙ありでリアリティのあるアニメです。見ていると不思議と自分の小学生時代を思い出します。

なぜ、もっと人気にならなかったのか不思議なくらいです。

 

団地ともおU-NEXTAmazonプライムアニメタイムズの無料体験期間を利用すれば、全話無料で視聴することができます

まだ見たことない方ももう一度見たい方も是非ご覧ください!

 

 

 

 

GoogleマップとYahoo!マップを併用する

今更かもしれませんが、最近Googleマップが見にくくなりました。

実際に見るとわかるように、高速道路と国道の色が同じなので見分けがつきにくいです。

 

次にYahoo! マップです。

今度は関西の地図で

こちらは高速道路と国道で色分けされていて見やすいです。

ただ、こちらにはストリートビューのようなものがないのが少し不便です。

 

なので最近は、地図を見たいときはYahoo!マップ、ストリートビューを見たいときはGoogleマップと使い分けたり、時には併用することもあります。

 

 

 

小田原厚木道路をミニカー、小型特殊車で走る際の注意点

運転免許を持っている方であればこの記事のタイトルを見て「ミニカーって自動車専用道路を走れないんじゃないの?」と思ったかと思います。もちろんその通りで、ミニカー(50cc以下の普通自動車、おもちゃの車じゃないよ)は自動車専用道路を通行することはできません。

しかし、結論から言うと小田原厚木道路では一部区間に限りミニカーで通行することができます。

小型特殊車に関しては、基本的に自動車専用道路を通行することができますが(高速自動車国道(東名など)は通行不可)、小田原厚木道路では一部通行できない区間があります。

 

小田原厚木道路は小田原西IC(神奈川県小田原市)から厚木IC(同県厚木市)を結ぶ一般有料道路です。

実は、この道路が自動車専用道路に指定されているのは平塚IC-厚木ICのみで、平塚以西は自動車専用道路ではありません。ですから、平塚以西においては、もし標識による通行規制がなければ、ミニカー、小型二輪車(原付二種)、原付、軽車両、歩行者も通れることになります。

Wikipediaによると、「平塚IC以西も通行規制により自動車専用となっているので、利用者の見地からは全線が自動車専用である。」とのことです。(小田原厚木道路 - Wikipedia)

 

では、実際に現地の標識を見てみましょう。

平塚IC (左)小田原方面入口   (右)厚木方面入口  画像はストリートビューより

左の写真、小田原方面入口を見ると自動車専用道路ではないので「自動車専用」の標識はありませんが、標識により軽車両、歩行者、125cc以下の二輪、小型特殊の通行が禁止されています。

実はミニカーに関しては通行規制がされていないので通行することができます。また標識を見ればわかるように、この区間では小型特殊車の通行が禁止されています。ですので、前に述べたWikipediaの「利用者の見地からは全線が自動車専用である。」というのは、少し間違っています。この記事を読んでいるウィキペディアンの方編集お願いします!

 

一方右の写真、厚木方面入口を見ると自動車専用の他には通行を規制する標識がないので、小型特殊車は通行することができます。ミニカーに関しては自動車専用道路ですので、言うまでもなく通行できません。

 

以上のことを簡潔にまとめると次のようになります。

 

小田原西-平塚 ミニカーは通行可、小特は通行不可

平塚-厚木  ミニカーは通行不可、小特は通行可

 

平塚以西を厚木方面へミニカーで走行している場合、平塚ICで本線から出ないといけません。反対に平塚以東を小田原方面へ小型特殊車で走行している場合も平塚ICで出ないといけません。

前者の場合、もし平塚より先が自動車専用道路となることを知らずに走行していたとしても、少し手前で予告されているので、本線から出ることができると思います。

上り線 平塚IC手前  ストリートビューより

 

しかし後者の場合、小型特殊車が通行できなくなることの予告標識がなく、何も知らずに走っていると、突然小型特殊車通行禁止の標識が現れます。

下り線 平塚IC付近 ストリートビューより

この区間中央分離帯があるのでUターンして戻ることもできません。(そもそも自動車専用道路はUターン禁止です)

この道路は小型特殊車のことを考えずに設計されていますね(笑)。まあ、この道路は車の流れが非常に速いので、小型特殊車で走行することは全くおすすめしませんが・・・

 

もし小型特殊車で走行中、この標識に出くわしてしまったらとりあえずこのまま進んでしまってください。この場所は路肩が狭いので止まると危険です。約1km進むと非常駐車帯があるので、そこに止めてください。そこに非常電話があるので、電話で誤侵入の旨を伝え、道路管制センターからの指示に従ってください。

 

ストリートビューより



 

ちなみにこの場所は自動車専用道路ではないので、停止表示器材(三角表示板など)の設置義務はありませんが、安全のため設置しておくようにしましょう。

 

余談ですが、この道路ではスピード違反の点数が平塚を境に異なります。平塚以東では、自動車専用道路なので40km/hオーバー(110km/h以上)で一発免停になりますが、平塚以西では、自動車専用道路ではないので30km/hオーバー(100km/h以上)で一発免停になります。特にこの道路は覆面パトカーが多いそうなので、スピードに注意して走行してください。

といっても、交通法規を守る善良ドライバーの皆さんには縁のない話なんですけどね

 

 

国道者